第3例会 :7月18日(木)18:30
逗子 「カンティーナ」
1)会長の時間
2)幹事報告
3) 委員会報告
4) 卓話 篤 進 会員
「ボリビアに住んでみて」
1970年(昭和45年)JICAの募集に応募し、サンタクルス市近郊のジャングルの開拓地、日本人の移住地診療所の医師として派遣された。
電気や水道は通っておらず、水はJICAが地下水を汲み上げて配給してくれました。町までは100キロほど離れていたため、アメリカの作ったハイウェイを使って一週間分の食糧の買い出しをし、貯蔵には灯油式の冷蔵庫が役立った。
当時、一番困ったことは蟻、蛾、蜂、蛇等の昆虫が非常に多く、診療所にも蛇に噛まれて足が倍に腫れ上がった人が年に10人ほど運ばれて来たが、血清を打つことで回復した。また、背の高いトラクターの運転中に横転し亡くなる方が多かった。1万人に医師2人の割合と極端に医師が少ない中、4人の医師が、執刀医、麻酔医、助手と役割を交代し、十分な医療器具が揃っていない中、手術には煮沸した大工道具や縫合には絹糸の代わりに木綿糸を代用したが化膿もせず大丈夫であった。
独立採算の農村の組合立医院にて、当初2年の契約であったが3年間を過ごした。
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次回:第4例会 :7月25日(木)12:30
逗子 「カンティーナ」
1)会長の時間
2)幹事報告
3) 委員会報告
4) 卓話 渡辺 順寛 会員
「私の履歴書」