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第4例会 :9月26日(木)12:30逗子 「カンティーナ」


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      1)会長の時間
  2)幹事報告
  3) 委員会報告
  4) 卓話
    後藤 圭子 ( 博古堂 )
   「鎌倉彫について」

現在株式会社鎌倉博古堂代表取締役。博古堂四代目。鎌倉時代の仏師運慶を始祖とする後藤家29代目当主。仏師の技術を生かした鎌倉彫の継承と現代鎌倉彫の制作に努める。主にデザインを担当。

鎌倉鶴岡八幡宮前で博古堂という店舗と工房を構え、鎌倉彫を、デザインから彫り、漆塗りとオリジナルで制作しています。この場所に店を出したのは1900年(明治33年)、それ以前は寿福寺門前、鎌倉仏所と呼ばれる仏師たちの十数軒の集落で鎌倉時代より仏像を制作していました。しかし、明治の廃仏毀釈により、仏像制作の道を断たれ、鎌倉彫へと移行しました。
鎌倉彫はそもそも、鎌倉時代に中国(宗)から禅宗が伝えられ、仏像制作のために奈良から来た仏師たちが手がけた、木彫り漆塗りの仏具に端を発します。禅宗と共に伝えられた堆朱(ついしゅ)という中国の漆器をまねてつくられた香合が京都のお寺にはいくつも残っており、これが最初の鎌倉彫です。
三橋と後藤の二家が鎌倉彫を再興し、新しい技法も考案し、パリ万博など内外の博覧会に数多く出品受賞しました(1904セントルイス万博では270〜280点完売)。博古堂が、製品に一百年間保証券(二千枚を刷った記録が残っている)を付して販売したのもこの頃です。
現在は主に北海道産の桂を用い、食器から文具、家具など幅広く製作しています。鎌倉彫らしさを大切にしながらも、現代の生活の中に溶け込むよう、デザインの工夫をしています。材料やコストなど問題も多くありますが、次代へとつなげていきたいと思います 

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第1例会 :10月3日(木)12:30
         逗子 「カンティーナ」
                  
  1)会長の時間
  2)幹事報告
  3) 委員会報告
  4) 卓話
    宝子山 泰久 会員
   「私の履歴書」